法政大学の駅伝チームには、八王子きぬた歯科がスポンサーになっていて、3位以内に入賞したら、一人あたり100万円を支払う約束になっているんだそうです。M1優勝賞金1,000万円よりは可能性が高く、いいニンジンなんだけど、インプラントって儲かるんだとも思いました。
気になって調べてみたら、箱根駅伝に参加する大学チームの多くにはスポンサー企業がついていて、ゼッケンのところに表示しているとのこと。
マラソンもそうだけど、長い時間ずっとテレビに映る駅伝の広告価値は高いらしい。タスキを掛けた姿は、選挙の候補者にも通じるものがあり、なるほどなぁであります。全国区のテレビCMは、15秒で何百万円の世界ですからね。
箱根駅伝でしか見ることのない大学そのものの場合も同じような話で、出場することによって知名度が上がり、受験生が増えるという図式。走りとは関係がない普通の高校生が、駅伝を見てその大学を受けようだなんて考えるハズないと思いますが、そうでもないらしいんです。全然知らなければ何も始まらないけれど、聞いたことがある大学だったら、受験してみようかという気になる。ホントかねぇ? いや、どこでもいいから大学に行きたいという生徒や親は、結構いるに違いありません。
昔、評論家の大宅壮一氏はそこらじゅうに乱立した地方大学を指して「駅弁大学」と揶揄していたけど、さしづめ「駅伝大学」なのであります。