都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

不適切にもほどがある

アメリカ人はレディーファーストが徹底されているので、日本人よりもモラルが高いなんて思われてますが、どうなんでしょう?

実際に女性大統領は誕生していませんし、それほどに日本と差があるようには思いません。

みんな知ってることだと思うけど、こうした考え方の裏には、そんな風に言っておけば許されるであろうという計算が働いており、心の底から女性を尊重しようだなんて、世間は考えていないのではないかと昭和オヤジの私は疑っています。どうしたっての上から目線。誤解を恐れずに言うと、障害者に対する接し方と似たような配慮を要求されているんだと思う。その手の話題になったら、できるだけ距離を取るのが大人の知恵で、痴漢と疑われないために両手を上に挙げているような、そんな感じです。

だから、そうした琴線に触れる事柄に踏み込んではいけないというのはマナーなんです。マナーについて、その人の思想性までは取り締まることはできない。

麻生太郎の失言について、ガチャガチャ言ってる中に、その人間性にまで言及している人がいるのには鼻白みます。

ビックリしたのは、ワイドショーの女性コメンテーターが麻生発言を問われた上川陽子外務大臣のコメントに対して、「光栄だ」とは何事だと噛み付いていたことです。これこそトバッチリ。いい迷惑です。

世の中的に、男性に対しては平気で「おじさん」「ハゲ」「顔がデカい」なんて言ってるのに、女性に対する発言はタブーだらけ。それって、不公平だと思うけど、そんな風にして言葉狩りが進むと、ほ〜んと息苦しくなってしまう。だから、誰も声を上げない。それでいいんです。

マナーが悪い人をルールで取り締まろうとするのは違うと思います。

むしろ、ちょっとしたことについて、寄ってたかって血祭りにあげようとする方がよっぽどの悪だと考えています。