都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

プロスペクト(西武編)

ライオンズは、カープと並び、悲しいほどに主力選手が流出していくチームです。

しかしながら、それは若手選手にとって願ってもないチャンスであり、実際に多くの高卒選手が育っているのも伝統と言ってよさそうです。

即戦力は大学・社会人、大きく育てるなら高校から指名するというのが球界の常識となりつつありますが、ライオンズの場合、育生ドラフトでその受け皿をさらに大きく広げてきました。現行の支配下登録選手を見ると、水上由伸(2020年育成5位)豆田泰志(2020年育成4位)古市尊(2021年育成1位)滝澤夏央(2021年育成2位)長谷川信哉(2020年育成2位)高木渉(2017年育成1位)と6人もいます。こうした実績は、育成選手のモチベーションを上げており、昨季の育成ドラフトでも5人の20歳以下選手を入団に結びつけています。


さて、チームのプロスペクト一番手は2020年ドラフト3位、東海大相模高校出身の山村崇嘉(21歳)です。昨季は二軍で打率.258 本塁打7本を記録、シーズン最終盤に一軍に登録され、二試合連続本塁打をマークしました。打撃センスは折り紙付きで、内外野どこでも守れるので山川穂高が抜けて手薄になったところ、一気にレギュラー獲得がありそうです。

もうひとりは、豆田泰志。2020年育成ドラフト4位、浦和実業高校です。昨季は二軍で29 2/3回投げて、38奪三振を記録しました。一軍でも15 1/3回と少ない実績ですが、1点しか失っておらず、防御率が何と0、59。今季は抑えの切り札として名乗りを上げようとしています。