北青鵬の事件で不思議だなと感じたのは、思いのほか師匠である白鵬への風当たりがキツかったということです。
なんだか、協会幹部にメチャクチャ嫌われている。
その背景を調べてみると、白鵬が現役時代から始末署ものの数々の粗相をしており、守旧派が大多数を占める横綱審議委員会を刺激し続けているからのようです。
その動きは、自分を支持してくれるタニマチやメディア関係者を利用するもので、組織を軽んじた政治的な立ち回りが多い。だいぶ前に立ち上げたちびっこ相撲の白鵬杯も、それによる青田買いに繋がっていたり、モンゴル国籍を消すための中学高校への編入工作など、誰かが知恵をつけているように思います。
協会幹部は、ここ数年、新弟子希望者が激減していることに危機感を抱いており、今回のようなイメージを損なうイジメ暴力事件などはもってのほかだと考えたのは当然のことでしょう。
前人未踏の大記録を残した白鵬にも拘らず、これだけの賛否が集中しているのは、トランプ大統領の存在に近いものがあります。おそらくは、人種差別の声が上がってくるだろうとも。