都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

失明の危機

ここのところ、身体のあちこちにガタが来て、病院通いが続いています。

一週間ほど前、急に右眼が霞むようになり、クルマの運転がままならなくなりました。

連日、通院した町医者では埒が明かず、紹介状を持って大学病院へ。

イヤなもんですね、診断がつかない中での検査漬け。結局、ぶどう膜炎であろうということになったのです。『名探偵コナン』に出てくる間抜けな警部みたいな医者というものは、どいつもこいつも怪しいぞと気を許していないのですが、さすがに大学病院ともなると、たくさんの症例を扱っているし、アラサーの若い先生ではあるけれど出来が違う。人間を創るのは環境だな、知性が滲み出ているもんな、などと思ったものです。

ロールプレイングゲームよろしく、分業制のあれやこれやを終えて、処方箋を持って薬局へ辿り着きました。

ここまでずっと、番号で呼ばれ続けるのは刑務所以来です。

で、話はここから。

前から思っていたんだけど、薬剤師ってのは、薬を渡す際に、グイグイと尋問するのが常です。医者でもないくせに何なんだ、といつもは感じ悪い私ですが、担当のミヤサカさんの接遇があまりに完璧だったのと、久しぶりに話す若い女性だということもあって、ちょっぴり大袈裟に膨らましながら、サービストークを。今回使用する軟膏が、眼の内側に塗り込むタイプのもので、珍しさからの軽い興奮状態だったんですけどね。

と、ミヤサカさんの顔色が微妙に変わり、医師に確認の電話を入れるから、少し待つようにと。指示された軟膏は、まぶたの裏側に直接塗るタイプじゃないような気がすると言うんです。

結果、間違いでした。医師の書き間違い。大学病院と言えど、若い医者なんかそれだけでダメです。環境が良くても、使えないやつがいる。

それに比べて、入社6年目(思わず聞いてしまいました)ミヤサカさんは立派でした。おかしいものをおかしいと言う。先生への直電です。

そこそこの知識がないと、言えません。てか、クスリの知識は医者よりも薬剤師の方が上なのかもと思ったりもします。

いやぁ、こんなことってあるんですね。