都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ゲーム課金の構造

多くのギャンブラーは、家計簿みたいな収支決算の記録を残す習性がありません。

パチンコなんか、球が無くなるたびに追加で投入し続けるから、一体どれほどまで使ったのかがわからなくなる。

麻雀にしても、金銭授受があったとして、その証拠が残るようなことはしない。

競馬も然りで、過去の履歴が明らかになると冷めるんです。こんなに負けたんだと。

だから、意識的に記憶を飛ばします。悪い出来事は忘れるようにする。

そして、勝ったときの快感を大切に保存するように、脳みそがそういう風になってます。

結果、反省なんかしません。良かったことしか覚えていないんだから。

 

水原一平の着服は、450万ドルから1,600万ドルに膨れ上がりました。

聞けば、2021年11月から2024年1月にかけて、19,000回ほどベットしたとのこと。一日にならすと、25回だと言いますから、タバコでも吸うように賭け続けています。まさに依存症ですね。

そして、勝ち金は14,225万ドル(約217億6500万円)で、負け金は18,293万ドル(約279億8900万円)となり、トータルで4,067万ドル(約62億2300万円)の借金を背負った計算になるらしい。それで合点がいきました。217億円勝ったという実績。279万円負けているとしても、217万円勝ったことがあるんだから、ツキが回ってくれば、何とかなるんじゃないかという心理。今は大胆に拝借しているけれど、この後一発当てれば、取り返すことができる。マーチンゲール法です。

お金というのは、現物での取引でないと、感覚が麻痺してしまうようなところがあります。記号に見えてしまったら、それこそが依存症なんだなぁ。