都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

退職代行

厚生労働省の調査では、4年前の2020年3月に大学を卒業した新入社員のうち、就職後3年以内に離職した人の割合は32.3%とのこと。3年以内の離職率は、ここ10年以上、3割を超える水準で「10人就職したら3人以上は離職する」という状況が続いているんだそうです。

今月から勤め始めた新入社員が、一ヶ月も経たないうちに辞めちゃってるケースも珍しくありません。

少し様子が違うのは、そうした社員の退職希望を企業側に伝える退職代行サービスという商売が誕生し、依頼が殺到しているってとこです。

最近の新入社員は、学生時代が新型コロナウイルス禍と重なったことで、コミュニケーション能力が著しく欠けているせいだと見られています。

辞めるということさえ伝えられないんだから、引き留める気にもなりませんが、お金を払ってでもその煩わしさから逃れようとするのは時代だなぁと思ったりもします。
なぜ、あっさり辞めてしまうかというと、背景には多くの企業が抱える人手不足問題があるからです。辞めても次を見つけやすいということ。

だけど、そんなに簡単に辞めちゃった場合、その次の勤め先の継続率はどうなんでしょうね?辞めグセがついちゃうような気もしますが。

若い人が直ぐに辞めてしまうような企業は、技能実習や特定技能の外国人を雇う方向に舵を切った方がいい。コストは日本人よりも少しかかるかもしれないけれど、採用すれば5年以上の勤続が見込めますからね。理屈をこねて思うように働いてくれない新卒の日本人よりも、日本に馴染もうと一生懸命な外国人の方が絶対、役に立ちます。そういう時代なのです。