昨日のブログで、笑顔は簡単だと言いましたが、マスクが必携の職場の場合、もうひと押し必要でした。
つまり、眼が笑ってないといけないってこと。結構な割合で、口だけで笑うのを見せようとしているけど、それでは伝わりません。
だから、眼で笑う。これも教えポイントです。
さて、原理原則を叩き込んだところで、次のステップへ進みます。
次は、相手の名前を呼ぶことです。みんな、自分のことが大好きだから、自分の名前も好きなんです。呼ばれると嬉しい。
それって、夜のお店では常識です。行ってみれば分かる。どの店もそう。
名前を覚えてるということは、好意を持っているに違いないと勝手に思うわけです。
そして、自己紹介を工夫します。できるだけ、自己開示をします。明石家さんま方式。
人は、相手との共通点を見つけると、仲間意識が強まる。例えば、一人っ子同士とか親の仕事が農業だとか。ギターが弾けるのもいいし、犬を飼ってるってのもいい。心理学では、類似性の法則と言います。同じ集団に属しているのを知ると、好意を持つようになるんです。
だから、特徴ある自己紹介のやり方を伝授します。名前だけ言って、よろしくお願いしますではもったいない。じっとしていてもモテるのは、グッドルッキングな人だけです。
日本語教室の現場では、最初にこれらの話を丁寧に行います。同時に、日本人の管理的な立場の人にも説明する。職場の同僚が受け入れるハードルを低くするためなんです。日本語を教えるというのは、日本人への教育も含んでいるんです。
(つづく)