日本語能力試験は年2回、7月と12月の第一週日曜日に行われます。
世界じゅうで、一斉に実施され、同じ基準によって採点されています。
N1からN5までの5段階に階級が分かれていて、N5だったら幼稚園児程度。そこから少しずつレベルが上がっていき、N1ともなると、日本人でもクリアできない人が出てくるような、大学受験が可能な語学力が求められています。
内容は、おおよそ「文字語彙」「聴解」「文法読解」の三項目に分かれていて、試験時間は90〜165分(ランクによって違う)となっています。
直近の昨年12月の試験には、国内で236,547人、海外で426,748人がそれぞれ受験し、235,754人が合格しています。合格率は35、5%でした。
日本国内で働いている外国人労働者は、昨年10月末のデータで2,048,675人となっていて、おそらくはそのうちの半数程度が試験合格を目指していると思われます。半数は、日本語能力のレベルアップを気にしていない、そんな割合ではないでしょうか?
私のイメージでは、N3の実力がないと、一人で歩き回ることが難しいので自分たちの群れから離れられず、職場での評価も上がりません。
だから、努力を続けることが、何より自分のためになるのです。
そこのところを理解していないと、学習に対するモチベーションが高まらない。簡単なことなんだけど、置かれた環境によっては、易きに流されて行く。そういうものです。
したがって、動機付けこそが、教育者の最大のテーマとなる。これも、意外とわかっていない、技術屋に徹する先生がいたりします。
この話、私たちの学生時代における英語学習で考えれば分かると思います。多いんですよ、技術屋の語学教師。でも、最初にやるべきは、動機付けです。なぜ、英語を学ぶのか? 英語を学ぶとどんな良いことがあるか? そのための楽しい方法として、どんなやり方があるのか?
多くの英語の先生は、生徒の実力が向上することに喜びを感じるであろうことは間違いありません。
だけど、教科書の指導要項から離れられないというのは不思議な気がします。もしかしたら、自分が好きだったから他の人もそうに違いないとの思い込みがあるかも。そういえば、音楽の先生も体育の先生も動機付けなんてなかったなぁ。
(つづく)