これは、日本人だとか外国人だとかは関係ない話ですが、新入社員が職場に入って肝に銘じるべきは、①笑顔②挨拶③感謝の心です。
それさえ忘れなければ、たいてい上手くいきます。
意外なことに、ミャンマー人には決まった挨拶が、日常生活にはありません。日本では、職場で「おはようございます」と挨拶するのが常識ですが、ミャンマー人は無言で出勤するのが当たり前のこととされています。
だから、それについては言わなきゃ分かりません。笑顔ということは、すんなり伝わりますが、挨拶については丁寧に説明を繰り返します。誤解というのは、そういうことから生まれるからです。
そして、大事なのが「ありがとう」を口グセにさせること。あったりまえなんだけど、意識が低いとなかなか出てこない言葉なんです。
例えば、多くの結婚している男性は、配偶者が衣類を洗濯してくれても「ありがとう」と言わない。それは、当たり前だと思っているからです。
つまり、ありがとうの反対語は当たり前なんです。有り難うの反対ですからね。
だけど、当たり前のことなんて、むしろ少ないんです。誰かが自分に何かをしてくれたら、必ず「ありがとう」と言う。とっても大事な原理原則なんです。
(つづく)