都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

装飾系女子

前職で、自意識が強い女性の部下Yがおりました。
誰だって、そこそこは自信を持って生きているものだけど、Yの場合は桁が違っており、入社した夏に行われた青年会議所(JC)主催の美人コンテストに応募するほどです。
私は、JCメンバーでもあったわけで、事前の相談もなく、いきなりの行動にただただあ然。

  「課長、私、コンテストに出たいんですけど」

って言われても困るけど。
結果は、予想通りかすりもせず、まぁホッとしたような…

Yは、会社のウインドサーフィン部にも入部しました。
そこで、周囲を凍りつかせます。
なんと、最初の練習日に水着三着を持参の上、参加したのです。
いわゆる“お色直し”ってことで。
まぁ、そこそこ可愛くて、なかなかのプロモーションでしたから、普通にしていれば、結構モテたと思うんですけどねぇ。これじゃ、色物です。危険な色物。
そのうちに、髪の毛をバービー人形みたいにキンキンに染めて、周囲から完全に浮き上がることに成功いたしました。
保険会社は、ウルサイんですよ、そういうの。
かくしてYは,ババ抜きのように社内異動を繰り返し、会社を去っていきました。
最初の上司が、きちんと言っていればまた、違ってたんでしょうけどねぇ、アッ、オレか!?

持っているものをできるだけ出してしまいたいというのは、分からなくはありません。


先日、西尾市からの帰り、JR厚狭駅で不思議な経験をしました。
夜の八時すぎは、構内に人影がほとんどありません。
そこへ持ってきて、到着列車を告げるアナウンスが何と英語バージョンでも。
いないんですよ、この辺は青い眼が。
なんだか水着のお色直しを見せられているような、そんな気持ちになりました。
Yは元気にしてるかなぁ。