都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

奴のこと

痛風持ちの食生活は厄介なもので、いわゆる美味しいものがほとんどダメなもんだから、結局、たんぱく質部門を鶏卵と豆腐が担うことになります。
特に、豆腐は必需品。
この季節、冷たいビール(極ゼロのこと)と共に、晩酌に欠かせません。
スーパーには、いろんなタイプが置いてありますが、せめてもの贅沢をと、特売品に目もくれず、寄せ豆腐とか少し高めのものを。
ところが、どうしたものか、豆腐ってやつは、値段が高いものほど、厳重に包装されていて、開封するのに苦労します。
おそらくは、なかなか売れないので、日持ちさせるためだと思うんだけど、いかがなものか?
なぜって、歳をとると、そういうのが開けられないんです。
力がなかったり、脂っ気がなかったり、細かいところが見えなかったり…。
モノを創り出す現場は若い人が仕切っていて、トップが試食する際には、むき出しになってるもんだから、年齢が高い上の人たちは気付かないんですな。
保険会社のパンフレットの字が小さいのと、同じような理由です。
だけど、消費者は、若い人よりも高齢の人が多い。
ここのところ、考えなきゃいけませんね。


で、自分の商売に思い至りました。
当店は『太っ腹食堂』というだけのことがあって、ボリュームには絶対の自信を持っています。
ご飯のお代わり自由だし、漬物はバイキングだし。
その一方で、これに不満を持つ人もいます。
食べきれないと、損した気分になる。

  「あそこは、量が多くていけん」

なんて声が聞こえたような…?
そこで、週末にはシニア向けに『ちょっぴり刺身定食』を用意することにしました。
試行錯誤が続きます。