あまり知られていないプロ野球の常識に「4点取ったら勝ち」というのがあります。
先発投手が6回まで投げて、3点以内に抑えたとき、これをクォリティスタートと言って評価しますが、それにはこうした背景があるのです。
つまり、7回以降は勝利の方程式で逃げるということ。
実際、今季のセ・リーグで4点以上取ったチームの成績を見てみましょう。
広島 16勝2敗(2勝8敗)
横浜 11勝1敗(2勝11敗)
阪神 8勝3敗(4勝9敗)
巨人 8勝5敗(6勝7敗)
ヤクルト 8勝7敗(1勝9敗)
中日 7勝2敗(4勝13敗)
*5月1日現在 カッコ内は3点以下の勝敗
広島や横浜は、4点取れば、ほとんど負けません。
だから、逆にいえば、少しでも早く4点取るようなゲーム運びをするわけです。
打たなきゃ勝てないし、打ってもなかなか勝てないヤクルトは厳しいですね。
巨人は打率が高い割りに、3点以下のゲームが多く、安定していないことがうかがえます。