今から25年ほど前、会社の社員研修の一環として、アメリカ人の家をホームステイで訪れるというのがありました。
外資系の会社で、日米の連携がしっかり取れていましたから、相互理解を深める意味で重要だという判断があったのでしょう。
と言っても、それはたったの一泊二日。だけど、ほとんど英語が話せない私(相手先も日本語はダメ)にとって、それはもう緊張の二日間です。
向こうは向こうで、気まずい時間が流れてはいけないと、考えたのでありましょう。ホスト家族の友人の「ベビーシャワー」というパーティーに連れていかれ、ヘトヘトになったことを記憶しています。
グッタリして帰宅してのカルチャーショック。靴を脱がないんですよ、彼の国では。家に帰ったという気がしません。
大型犬が我が物顔で歩き回っていたので、余計にオンオフ感がなかったかも。何がいいんですかねぇ、その風習。
欧米に比べ、国内の感染者が少ないことについて、いろいろ議論されておりますが、その一つに挙げられているのが、室内土禁の習慣。
どう考えても、脱いだ方がいいでしょう。ヘンなもん、踏んでるかもしれないし。
そもそも、掃除についての概念が変わってくるだろうと、不思議な気持ちになります。
考えてみれば、ちょっと前までは、マスクだってバカにされていたような…
これは、畳業界にとって、起死回生のチャンスです。彼らも思うに違いない。なんで、こんなことに気づかなかったのか、と。
い草栽培でも始めてみようかしらん。
沈む産業があれば、浮かぶ仕事もあるのであります。