少し前の日経新聞調査では、週休三日を実施している企業が8%もあるんだとか。
働き方改革を考える上で、選択肢が増えるのは良いことだと思いますが、最初にこれを提唱したのは、堀場製作所創業者である堀場雅夫氏であると言われています。
同氏は、人間の能力のピークは40代だとして、自身が53歳のときに、社長の座を退いて話題になりました。
会社の社是も独特で「おもしろおかしく」というのが「JOY and FUN」と訳されて、海外でも大いに受けているそうです。仕事はイヤイヤやるもんじゃないってことですね。
その思想のベースには、孔子の「好きなことを自分の仕事にすれば、一生働かなくてすむ」という考え方があります。だから、行くのが楽しい場所作りに注力しました。同社の研修所は、高級旅館のようになっていて、お酒が飲み放題。なるほど、そんな場所であれば、教育を受けることが楽しくなってしまいそうです。少しふざけながら、リラックスした状態で話し合うことが、ユニークなアイデアに繋がっていくのだと思います。
この先、週休四日もどんどん出てくるんでしょうね。そうなったら、二社兼業になって、今より忙しくなったりして。いやいや、それも選択肢の一つとなるのが、働き方改革なのかもしれません。