都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

スパイト行動

結局のところ、コロナ禍においてワクチン注射を一度も行わなかった私は、世間との接点を必要最小限にしていたので、何とか乗り切ってきましたが、それでも少なからず同調圧力的なプレッシャーは感じておりました。他人がどういう考えで、生き方を決めようと関係ないと思うのですが、自分が我慢しているのにこの人は何なんだと考える人はスゴく多い。ほとんどクルマが通らない道の赤信号を無視して渡る人がいると、イラッとするあの感覚です。行きたくない飲み会にイヤイヤ参加してるんだけど、平気で欠席する新入社員に嫌悪感を抱くのもそう。

そういうのって、田舎の人ほどエスカレートします。みんながやってるんだから、お前もやれと。やらなかったら、必殺技の村八分です。

 

「自分が損をしてでも、相手より上に立ちたい」「自分が損をしているのだから、お前も損をすべきだ」そんな心理から引き起こされる行動を「スパイト行動」と呼びます。スパイト(spite)とは英語で「意地悪」の意味です。
緊急事態宣言が解除されても、ほとんどの人がマスクを着用しているのが日本の社会の特徴でもあるわけで、それが必要だからではなくて、他人からの視線の強さを意識してのものです。つまり、職場や学校から家族まで同調圧力の塊である日本の社会はスパイト行動が満ちています。

多数決が嫌いな私は、そういう考え方に同調することができず、ひたすらイライラしています。格差社会というのも、低いレベルでの妥協が生まれ、みんなが貧しいんだったらそれでいいというような自虐的ですらある諦めが世の中を包んでいるようで、気持ちが悪いんだなぁ。