ホームラン王と言えば、王貞治の代名詞であり、おそらく誰にも抜くことが出来ない868本の世界記録をマークしているのは周知の事実です。
それでは、二軍の通算本塁打最高記録を持っているのは誰でしょう?
これって、二軍で打たなければならないので、一流プレイヤーには難しいんですね。
だから、ほとんどの人が答えられないと思います。
正解は、広島カープなどに在籍していた斉藤浩行選手。
三度の二軍・本塁打王を含め、通算161本の記録を残しています。
二軍の公式戦は、年間80試合前後と少ないことからも、この記録もそう簡単に破られそうにありません。
ところが、一軍での通算成績は、11年間で228試合の出場に止まり、わずか16本のホームランしか打つことができませんでした。
では、斉藤選手は何故、一軍で活躍できなかったのでしょうか?
実は、プロ入り二年目のキャンプで右目に打球を受けて、視力が低下。
以後、ナイターで、全くと言っていいほど、成果を上げることができなかったのです。
二軍はほとんどがデーゲームですからね。
いるんですよ、そういう選手。
大抵は、眼に問題を抱えているのだと思われます。
そこで、現役の中から、二軍ですごくて一軍でダメな選手を探してみると…
いました。やはり、カープに。
その名は、迎祐一郎。
オリックスの所属が長く、ニックネームが“二軍の帝王”。
2007年には、ウエスタン・リーグで三冠王を獲得しています。
この選手が、一軍に上がるとさっぱりで、通算9年185試合の出場にすぎず、本塁打8本に打率.180の体たらく。
何か斉藤選手と同じ匂いを感じています。
どうしてこんなことを書いたかといえば、今シーズンのプロ野球、節電の余波でデーゲームが増えるってこと。
低反発球の使用や時間制限と過密日程の影響で、下馬評と全く違う展開もありだと妄想しています。
それにしても、今年のストーブリーグは長かったなぁ。