都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

なんちゃって右翼

私は、政治的にはっきりした思想はありませんが、どちらかといえば右翼です。
それは、恥ずかしながら小林よしのり先生のマンガを読んだから。
そう、『ゴーマニズム宣言』シリーズです。
もともとは、『東大一直線』や『おぼっちゃまくん』などを少年誌に連載して、話題になった人ですが、あるときから大人向けに話題の時事を分かりやすく解説する新しい形を創り出しました。
池上彰の先駆けとでも言いましょうか、違いは、そのことについての意見をきっぱりと押し付けてくるところです。
イヤな人はイヤなんでしょうけどね、そういうの。
“差別”から始まって“オウム真理教”“薬害エイズ”“教科書検定”“拉致問題”“日米関係”“戦争裁判”“従軍慰安婦”“沖縄基地問題”“日中関係”“天皇制度”など、タブーに挑戦。
意見が対立する人には、誰にでも牙を剥いちゃいます。
「ペンは剣より強し」という認識を「マンガは文章より強し」と上書きしました。
論客と呼ばれている人たちが、言論弾圧をすべく逆上している状況は、なかなか面白いものです。
それは、彼の似顔絵が、善意と悪意によって描き分けられているからで、なるほど、こういう表現もあるんだなぁと感心しています。
いえ、マインドコントロールされています。

同氏の最新刊は、『国防論』(小学館)。
自衛隊への讃歌です。
それは、このたびの大震災における自衛隊の果たした役割を描いたもので、その献身的な活動に頭が下がるという気持ちを描いたもの。
小学校の教科書にしてもいいくらいだと思いました。
もし、自衛隊がいなかったら、どうしたんでしょうね。
センゴクさんに聞いてみたいところです。