稲作農家にとって、収穫したコメをどうするかは、大きなテーマです。
普通は農協に卸すんだけど、これが無茶苦茶に安く叩かれます。
なので、できればオリジナルのルートを開拓したい。
いえ、そんなことができる人は、生産者向きじゃありません。
つまり、コツコツと育てるのに精一杯で、セールス展開なんてとてもとても。
営業ができるような人は、やらないんです、農業。そういうもの。
だから、農協なんです。
なんか、見透かされてる感じ。
そうは言っても、知り合いのつてがあったりで、小規模な取引は動きます。
そうは言っても、思い通りに進まず、ダブついてしまうこともある。
グズグズしてると、新米の季節がやってくるし、家で食べるにも限度が…。
そこで、中には適当なことを言って、ダマそうとする人も出てきます。
私の場合、四年間で二度、そんな目に合いました。
だけど、食べればすぐに分かります。
一応、定食屋の看板背負っているので。
きっちり、「おたくのコメはおかしい」とケジメをつけたけど、イヤなもんですよ、そういうのって。
三重県の業者が、外国産のコメを偽って販売したんだそうです。
なるほどねぇ。
出身大学だって、いいように言えば、人の見方が変わりますから。
本当は、本質を見る目がないのが問題だと思うけど。
これから、こういう話、すんごく多くなるような気がします。
やれやれ。