都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

ノー・エンブレム

前職で、作文コンクールの審査に関わったことが、二回あります。
一つは、生命保険協会が主催して、中学生に『生命保険と私』というテーマで書かせたもので、これがたまらなく退屈なもの。
各社の広報担当に振り分けて、一次審査をさせるわけです。
生徒もイヤイヤ書かされるんでしょうけど、多くの作品は「よく分からないから、辞書を引いてみた」なんて書き出しで始まります。
いやぁ、すんげぇつまんなかった。
もう一つは、医師会主催の『心に残る医療』というタイトルの作文で、重篤のがん患者の場合、「今年でこの桜も見納めになる」っていうのがテーマとなって進められる。
うーん、まただ。
だから、最終審査に行く前に絞り込んでおくため、いいものを選ぶんじゃなくて、ダメなものを落とす作業が必要となるのであります。

東京五輪のエンブレム問題で不思議なのは、応募資格として、権威ある7つのデザイン賞のうち2つ以上の受賞暦があることと、打ち合わせに関わる交通滞在費を自腹で負担することとあり、これによって素人や海外からの参加を難しくしていました。
って言うか、初めから業界内の出来レースとなっており、裏側にドロドロしたものを感じさせてくれます。
作文だったら、読み起こすのに時間がかかるから、絞込みが必要だと思うけど、デザインだったらねぇ。
この後どうするのか、気になるところであります。