都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

弱者の戦略

マーケティングの世界における一丁目一番地は、『ランチェスター戦略』です。
中でも有名なのは、『弱者の戦略』。
戦時における戦い方をもとに、それをビジネスに応用した考え方ですが、中小企業(弱者)の戦略は、一点集中だと説いています。
成績の悪いヤツは、国算社理の全科目をやろうとせずに、社会なら社会と一科目に集中するということです。

このことを実践したのは、アフラック(当時アメリカンファミリー生命保険)です。
同社は、ほかの保険という百貨店のような品揃いには目もくれず、がん保険だけを売りまくりました。
昭和49年にわずか7名でスタートした会社(当時は弱者)が、今では社員だけで5,000名を超える大企業となったのは、みなさんご存じのところ。
成功の要因は、何と言っても商品をひとつしか持っていなかったことだと思います。
普通、保険会社の社員は、商品知識について多くの時間を割かれます。
しかしながら、アフラックの社員は、がん保険しかないので、深く狭く学んでいきます。
これがよかった。
学校のころ、勉強が苦手だった人には、いろいろやらせないほうが、うまくいくものなのです。

これは、マネジメントにも応用がききます。
こいつは、優秀だと思われる人間には、たくさんの指示を与えてもかまいません。多分、喜んでいるでしょう。
しかしながら、これはちょっと、と思わせる人だったら、多くを求めない。一点集中です。
一点集中で成果を積み重ねていくことが大事であり、そういうことの使い分けが、マネジメントの要諦なのであります。
研修もしかり。
どんどん情報を与えて、詰め込んだ方がいい人もいれば、テーマを絞り込んで、これだけは理解せよとやった方がいい人もいる。
会社は、学校と違って、異質のタイプの集まりなので、オーダーメイドが有効なのであります。