都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

勝ち過ぎた監督

甲子園の期間中は、高校野球がテーマだと思い、買ってきました、『勝ち過ぎた監督』(中村計著・集英社文庫)。これがまた実に面白い。ぼんやりした記憶を蘇らせてくれました。北海道のチームが優勝しただけでも凄いのに、三年連続で決勝進出だなんて。そこには、ちゃんとした理由がありました。香田誉士史という監督の存在。偉大なことをやり遂げる人は、目標設定が違うということが改めて分かりました。見ているもの、見えているものが、違うんですね。そして、人も寄って来る。運も呼び込む、というような、そんな気がしました。      いろんなエピソードの中でも秀逸なのは、カバーリングの話。ランナーが二塁にいるときに、ピッチャーが牽制球を投げるとします。その場合、暴投に備えて、センターがカバーに入る。これは当たり前のこと。問題は、そこからです。仮に暴投だったとすると、ランナーは三塁に走る。センターは、三塁にボールを送るんだけど、そのときの三塁ベースカバーをどうするか、という話です。駒大苫小牧高校では、投手が牽制の動作を起こした瞬間に、捕手がサードベースのカバーに入る。一塁手は、ガラ空きになったホームベースへ。凄いでしょう?そんなことを考えながら、野球をやるなんて。そんな、滅多に起こらないことまで想定するのは、なぜかというと、その万が一が起きて、負けるのがイヤだからという。そういうことですね、常勝チームということ。               ほかにもおいしい情報が満載でした。ホーント、面白かったです。