球界の常識では、先に4点取ったら勝ちというのがあります。
つまり、5点取られなければ、負けがないわけで、普通にゲームを進めていると、そんなに得点が入るものではありません。
実際、今季のカープが4点以上取った試合は、136試合中90試合もあり、内訳は68勝22敗でした。
こうしたゲームプランを持って、戦いを進めているのは、行き当たりばったりで考えてやっているのと大きく違います。
あと1点をどう取るか。ベンチが一体となって、常に考えを巡らせていました。
それが、ひとつ先を狙うスキのない走塁と徹底した右打ちです。
(つづく)