都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ダイバーシティ

欲求五段階説で有名な心理学者・マズローは、こんなことを言っています。

  「ハンマーしか持っていなければ、すべてが釘のように見える」

この言葉は、自分の持っている先入観や過去の成功体験から、限られた手段(ハンマー)に固執してしまえば、問題の本質を正しく捉えられなくなってしまうという戒めの意味の言葉です。
本当は、ドライバーで回しこむネジのようなものまでも、ハンマーで叩いてしまうようなことは、結構あるような気がします。
それは、ほかの方法を知らないから。ほかのやり方がわからないから。
だから、マズローは、いろんな人の多くの考え方を知ることが大事だと言うのです。
考え方の多様性を訴えているわけです。

イソップ話に、『ツルとキツネのごちそう』というのがありますが、お互いの常識が違っていると、もてなしているのに怒らせてしまうなんてことが、あるわけです。
ダイバーシティが話題になる昨今ですが、それは人間のカテゴリーだけを言うのでなく、考え方の多様性が求められていると理解しています。