都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

蛇足

「ホントに長かったというか、あっという間でした」

なんか、よく分かります、この気持ち。トリノのときは年齢制限で出られず、イナバウアーで注目度が上がる競技の中、国内のライバルたちと競い合いながら、身体が大きくなってバランスが変わり、ジャンプのタイミングを合わせるのに苦しんだりもがいたり…一方では、マスコミの取材を受けたりCM撮影があったり…世間の期待をひしひし感じながら、認められる喜びと重圧。いろんな気持ちが複雑に混じりあいます。だから、嬉しいけど悔しい。


と、興奮冷めやらぬうちに、エキジビションですと。

不思議な競技ですね。別にここで頑張ったからといって、順位が変わるわけでもなく、言ってみればコンサートのアンコールみたいなもの。違うのは、そのアンコールを別の日にやっているわけで、男子選手はこのためにずっと待機していたことになります。面白いねぇ、ギャラもらうのかしら。


フィギュアスケートという競技は、大変お金がかかるようです。
練習場の確保、環境を求めての海外遠征、用具はもちろん衣装も揃えなければ。何せSPにフリー・エキジビションとお色直しを意識するので、スーツケースが余分に必要かもしれません。織田信成は、余分な衣装を詰め込んでいたのかなぁ?

スタッフもぞろぞろくっついています。連盟役員・コーチ・振付師…メイクアップアーティストなんかも付いているのかも?そんなこんなで、入場料を集めて還元する仕組みなんでしょう。政治家のパーティにあたるのが、エキジビション。そんな風に解釈しました。

それにしても、前回の五輪に比べて、競技の偏差値が随分違うなという印象です。生まれた時代が少しズレていれば。これが運命なのであります。運だねぇ、人生は。


もう一つ、オマケだなぁと思ったのがカーリング。これも不思議な競技でして、決勝トーナメントに進めなくても順位決定するまでしつこく戦い続けます。このあたり、嬉しいとか悔しいの次元を超えていて、GWの休暇を利用してリゾート地でゴルフを楽しむおじさんと似ているような、違ってます?こういうのサッカーW杯でやってくれたら、日本チームをゆっくり楽しめるんですけど。27位決定戦。それなりに見ちゃうでしょう?

こういう競技は、会場が少なく、世界規模の大会もほとんどないので、せっかくだから試合しましょうってことだと思います。

テレビ解説に引退した野村監督を抜擢したら、さらに勢いがつくと考えました。
野村スコープ、欲しかったなぁ。どうでもいいか?


そうやって、ようやく取った重たい銀メダルがあるかと思えば、柔道みたいに「三位決定戦?いいからいいから、銅メダル二つ出せばいいじゃん」ってのもある。
それもこれも運命なのであります。運だねぇ、人生は。