都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

USAばらし

男女合わせた平均寿命の国際ランキング2005年版です。→http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1620.html
 
  1位   日本       82.3
  2位   香港       81.9
  3位   アイスランド   81.5
  4位   スイス      81.3
  5位   オーストラリア 80.9
  29位   米国       77.9
  68位   中国       72.5
  番外   ロシア      65.0
        インド       63.7
        南アフリカ    50.8
  最下位 ザンビア     40.5
  
寿命というものは、所得と大いに関連があると言われています。
そういう意味で、世界一の経済大国であるアメリカがこの順位にいるのは不思議な話と思われますが、実は、ここが病める国とされる所以で、貧しい者は無保険であるため、医療を受けられないという現実があるのです。
そこへ、今回、オバマ・ヒラリーがメスを入れたんですね。米国の医療保険改革。
 
全米には1500から2000の生命保険があると言われており、その多くが健康保険分野に進出しています。
つまり、国民は国に頼れないので、積極的に民間の保険会社を選ぶような仕組みになっていました。
アフラック・アリコに代表される医療保険が、当初日本に馴染まなかったのが、国民皆保険のカベであったのと対照的な話ですね。
 
なぜ、今まで国民皆保険が実現しなかったかと言えば、金持ちが反対するからです。
確かに、日本よりも税率が低いアメリカの根拠は、こうした社会制度を民間に委ねているからこそとも言え、そういうのを見ていると、わが国はむしろ社会主義国なんだとも思ってしまいます。
 
 
しかしながら、経済的な弱者が長生きし始めると、世界的な規模で見て、これまた大きな問題だなぁと考えてしまうのでありました。