日本人は、世界で最も長寿民族であると言われております。
その理由として、三つ挙げておきましょう。
①心臓病が少ないこと
ほとんどの欧米先進国では、死亡原因の第一位が“心臓病”です。
確かに、あちらの高齢者のイメージは、洋ナシみたいな体型ですからね。心臓の大きさが大して変わ らないとすれば、ダンプの車体にも関わらず、2000CCのエンジンで走るようなもの。
これでは壊れます。
いませんもんね、日本のお年寄り。マツコデラックスみたいな人。
②乳幼児の死亡率が世界一低い
これは、テストで言えば、赤点が少ないってこと。
全体の平均点は、確実に上がります。
③国民皆保険制度が完璧なまでに整備されている
なんといっても、これが大きい。
わが国で、これが整備されたのが昭和36年。このタイミングが素晴らしかったのです。
つまり、人口ピラミッドが発展途上特有の正三角形型だったので、保険料を払う人が大勢いて、もらう
人(お年寄り)が少ない。だから、制度が安定できたのです。
そして、このことにより、ちょっと風邪を引いただけで、誰もが病院に行くようになりました。
この安心感は、大きいのです。
(つづく)