都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

よけいなお接待②

百聞は一見にしかずと、Tさんが参加している豊田町八道の祠(ほこら)へ。

すると、ありました、道路沿いの一角に。ゴザが引かれて、お年寄りが集まっているので、すぐ分かります。このお参り、子供だけじゃありませんでした。オトナも参加あり。相場は100円らしい。
祠の中には、人形が飾ってあり、どうやらこれが本名佐伯眞魚(まお)の弘法大師
でもねぇ…どう見てもおひなさまなんです、男女のペアが。

これ、誰かがテキトーに作ったような気がします。
だけど、拝んでるほうもテキトーで、手を合わせる顔に中身がありません。しょせん、子供なので、分かるハズないでしょう。形だけ。

   子供:「(声を揃えて)お参りさせてください!」
   集落の代表:「ハイ、ご苦労様です」

このなんともいえないわざとらしいやり取り、なかなかいい景色でありました。
目的は、お菓子を貰うこと。用意した分がかたずくこと。予定調和です。
これ、都会だったら、違和感があるでしょうね。
田舎ののんびりした景色の中でのみ、成立するような気がします。

そしてこの時期、食品量販店の『トライアル』は、ほくそ笑んでいると思います。


別れを告げて、帰路につく途中、左折しようとしたところで、見知らぬ女性に呼び止められました。

   「あのぅ、もしよかったら、お参りしていってもらえませんか?」

予備知識がなかったら、ビックリしたでしょうが、最早予習も復習もバッチリです。
今度は、積極的にお参りに参加です。
こちらのおひなさまは、家の中に飾ってありました。
毎年、持ち回りなんだそうです。こういうお手軽タイプもあるんだ。

誰に何を拝んでいるかは、よく分からないまま形を整えます。
お金を置いて、お菓子をもらう。付き合いですからねぇ。

支払いは、千円。お返しは、ヤマザキナビスコうすしおポテトチップスふた袋。
ここに、小規模なキャッチセールスを体験した次第です。安くてよかった!?