沼津というところは、漁港があるのでサカナが美味しいハズなんだけど、下関に比べて今ひとつ足りないような気がします。
干物だとか深海魚などが名物なのは、何か真っ向勝負を避けているようなところがありまして、刺身が頼りないんです。
何故でしょうね?
種類が少ないせいでしょうか?
鮮度の点において、違っているような、知らんけど??
で、特徴的なのは、海鮮丼だと言って、いろんな種類のサカナをざく切りにした漬け丼が多いんです。
これ、刺身定食と違って、化粧で誤魔化せるので、鮮度が落ちていても大丈夫だというのが店側最大のメリット。時間が経った刺身は、色が変わるのでスピード勝負だけど、漬けだとかマリネにすれば、寿命が伸びるんです。
そして、それを支えるのがマグロ赤身の存在。色も鮮やかですからね。解凍後も一週間は保つサカナ界のスーパースター。色落ちして刺身のレギュラーから外れた後に、漬けとして蘇るのが実力者たる所以です。
そう、沼津のサカナはマグロ頼みです。白身が弱いからか、その分マグロの存在感がひときわ光っています。
ランチのオススメは、沼津駅南口から徒歩5分の行列店『山正』です。
ここの山正丼(970円)は、限定25食なんて言ってるけど、断れたことないから通販のやり方っぽい。
いろんなネタを賽の目状に切って散りばめた丼は、見た目にも美しく、大変リーズナブルです。食感としての新鮮なキュウリが憎い。
接客も洗練されていて、間違いありません。超オススメのお店です。