都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

NHKが火曜夜10時に45分の時間枠で放送している『ドラマ10』は、40〜50代の中年女性を惹きつけるのがテーマなんだそうです。

つまり、最も情報に対する感度が高く、家族関係に敏感な世代ということで、これを観ながら現代が抱えている見えにくい部分が炙り出されるような作り込みになっています。

今週から始まった『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』は、昨年BSで放送されてギャラクシー賞を受賞した話題作の焼き直しです。

原作は、岸田奈美という新進のエッセイストで、 中学生の時、父親が突然他界。その後、病気により車椅子での生活を余儀なくされた母とダウン症の弟、それにボケかかった祖母との実体験にもメゲることなく、学園生活をユーモラスに描いた作品として仕上げています。

何だろう、この感覚はという瑞々しさ。役者の好演にも恵まれて、障害に対して目を背けようとしない、マイナスの感情を持たない持たせない力強さが満ち溢れていました。

こういう番組を中高生に観てもらいたいんだけどなぁ。

始まったばかりだし、再放送もNHKプラスもあります。是非、お見逃しなく!!