都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

しゃこたん⑤

“しゃこたん”とは、業界用語(?)で社会貢献担当者のこと。
各社の担当セクションは、業務とかけ離れたまともな仕事に対し、ちょっと斜に構えていたようなところがありました。
実際、配属されているのは、第一線のバリバリって感じじゃなくて、窓際で人のよさそうなおじさんか、頭はいいんだけど社交的とは言えず、空回りしている女性、そんなのばっかり。
そりゃ、そうですね。そんな仕事、いくら頑張ったところで業績が上がるわけでなし。

しかしながら、会合を重ねているうちに、窓際ではなかった私(?)は、これはチャンスだと思うようになりました。
というのは、出てくる意見が正しくはあるものの、似たり寄ったりで、面白くないものだらけ。
これでは、会社で企画したとしても、ごく一部の社員しか参加しません。
重くて大変だから。
素人(?)の私には、一般社員が考えそうなことがよく解ります。
そうじゃなくて、できるだけ多くの人間がちょっとでいいから興味を持つようにすること。
それこそが、企業における社会公共活動セクションの使命だと考えたのです。

そこで、キャッチフレーズを『軽ボラ』(軽いボランティアの意)とし、とにかく一人でも多くの社員が行動を起こすようなワクワクする仕掛けを行いました。

(つづく)