都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

突破力

トーク番組の聞き手として大事なのは、言葉をいっぱい持っていることと好奇心旺盛であること、そして、経験していないことであってもそれに対して仮説を立てる習慣があることです。
徹子の部屋』や『さんまのまんま』は、生きた教科書として非常に参考になります。
硬派でいえば、田原総一朗氏も尊敬しているうちの一人。
人格じゃなくて、インタビュアーとしてです。
いろんな要人と対談を重ねることで、どんどん経験値があがるってことなんでしょう。
賢い人は、付き合いの中でさらに賢くなっていく、そういうものです。

この田原氏が聞き役となって、ホリエモン勝間和代氏の鼎談をまとめたのが『嫌われることを恐れない突破力!』(アスコム社)です。
対談形式なので、あっという間に読めました。
この二人、とてもよく似ているんですけど、根底にあるのが偏差値の高い中学校を受験して、私学で学んでいること。
勝間女史にいたっては、大学受験がなく、そのまま進学しているので、小さいころから目的意識が違っていたようです。
人は意識していないものは見えませんが、意識が高い人は逆にいろんなもの(情報)が入ってくるようになりますからね。
レベルの高い友人や見識の高い先生と出遭うことによって、触発されることは多い。
だから、いい学校はいいんだと思います。
十代のときに、受験がすべてのような過ごし方をさせるから、大きな人間が育たない、そんな気がしています。