都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

とにかく明るい!

お店のウリの一つは、ご飯が美味しいことです。
地元産の新米(にこまる)をその日の朝に精米し、ガス釜で大量炊きすることで、家庭では味わえないような仕上がりとなるのです。
そして、お代わりは五杯までが無料。
そこそこ大きめの茶碗ながら、今まで五杯を食べた人が五人いますから、食べる人は食べるというのがお米であります。
当然に、その点に魅力を感じるお客様もいるわけで…
お店の中央に置いてあるジャーの中に、お代わり用のご飯がセルフサービスで取れるようになっています。
しかしながら、育ち盛りが多いと、これも空っぽになってしまうことがあります。
こちらが気が付いてあげればいいのですが、なかなか気が回らないことも。
そんなとき、「お代わり、いいですか?」と聞いてくる人もいますが、空っぽのジャーを見て、すごすごと帰ってくる人もいます。
ルールで許されているとはいえ、何となくガツガツしているようなのが恥かしいという心理が働くらしい。
人によります。
今日のお客様は、前回来店時のすごすご組だったようです。
空っぽのお茶碗を持ちながら、私と目が合います。
なるほど、そういうことですね。
私は、かねてから用意していたひとことを満を持して…

「安心してください。入ってます!」