都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

野辺山合宿

なんだか知らないけど、いつの間にかフィギュア大国になりました。
そんなに寒い国じゃないんだけど。
それで、どうしてかなといろいろ調べてみたら、解りました。
全国有望新人発掘合宿なるものを行うようになったからです。

これは、日本スケート連盟が主催するもので、8歳から12歳までの有望小学生スケーターを長野県の野辺山高原に集め、体系的・組織的に強化するようになったからだといいます。
集められた100人近い子供たちは、50M走を始めとするさまざまな体力測定を行い、個々のジャンプやスピン、ステップ等スケートのテストを受けて、将来性を考慮の上、数名をシード選手として選びます。
そうしたエリート選手は、小学生でも海外の国際大会に派遣して、経験を積ませるという連盟の力の入れようで、なるほどなぁと思わされます。
これ、お金がかかりますよね、英才教育。
親が一緒になって取り組まないと、続かないような気がします。
まぁ、夏でも凍らせるわけだし、大きなスペースを必要とするこの競技には、貧乏が似合わないなぁと改めて思います。だから、日本向きだとも。

そして、実はこの部分が大きいようなんだけど、その合宿には日本中の指導者が集まってきて、夜は飲み会になる。ここで、情報交換が夜を徹して行われると言います。コーチは体力余ってますから。
で、指導ノウハウの交換をしながら、今まで気づいていなかったことを掴んで帰る。これが、大きい。
野辺山の周りには、何もありませんから、そういう話に集中できるんですね。
選手を鍛えるよりも、コーチがいろんな情報を持って、その中から教え子に合った方法を取ることができるってのが重要なんですと。

なるほど、どんなことにでも理由があるものだと納得いたしました。
日本の天下はまだまだ続きそうであります。