都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

聖徳太子

最近、長門市油谷から通ってくるおばちゃん軍団(といっても二人)がいて、それが何ともけたたましく、同時に大きな声でまくしたてるので、非常に聞き取りにくい。だけど、慣れました。
これは、中華街に住んでいたとき、中国人に対しても感じたことなんだけど、土地の広いところで暮らしていると、どうやら声が大きくなるものらしい。
いや、ホント、大きいんです。私なんて、まだまだ。

で、軍団が何をしに来るかといえば、自分たちが獲って茹でたひじきを売りに来るんです。
誰かに聞いたらしい。あそこへ行ったら、買うかもと。
これが、実に上物でありまして、値段も安いんです。
一般に、魚介類は流通過程でどんどん値が上がるもので、生産者(?)の段階では、全然です。
だから、直接購入できれば、うーんと安く手に入ります。
本当は、彼女らが頑張って売ればいいんだけど、やかましいし、方言きついし、とっつきがあんまり…

女性なんだけど“オレ”って言います。
話し始めると、相手の言うことなんか、聞いちゃいません。
二人が同時に喋ってるのがフツーなので、コミュニケーションの成立が不思議状態。
いや、慣れましたけどね。
この前、軍団が仲間を連れて七人でやって来たときは圧巻でした。
ホントに全員が同時に喋るんです。しかも、ラウドボイス。
いきなり、何も注文しないうちから、

  「にいちゃん、友達を連れてきたから、コーヒーをタダにしなさい」
  「わー、ホント、きれいな店じゃね」
  「おっ、刺身がこんなにいろいろあるわ」
  「水曜日はサービスデーで、コーヒーが100円だと」
  「ここは、落ち着くね、宴会とかはできるんじゃろか?」
  「あそこの額に書いているのは、誰かのぅ?」
  「今日は、油谷から一時間かけて来たんよぉ、この前約束したからのぅ」

と、同時進行で。
心に浮かんだものは、とりあえず言葉にします。いわゆる“ト書き”ってやつ。
世の中すべてがこんなんだったら、満員電車はすごいことになるだろうなって想像すると、おかしくて堪りません。
会話(?)の中には、疑問文も存在しますが、お互いに聞いちゃいないので、ほとんど返しの無いまま、おしゃべりが続行します。だから、ムダが多いんですね。これが面白い、慣れましたから。


しかしながら、ひじきは本物です。
たくさん買って、倶楽部会員に安くお分けすることにしました。
週末は、500グラム400円にて販売しております。
お早めにどうぞ!!