都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

運の法則③

生まれながらの接待麻雀のような私は、競技の意義を勝負ではなく、そのプロセスに見出し、まるで芸術鑑賞をするような感覚で、人間観察を繰り返しておりました。
「彼は何故、あそこでああ打ったのだろう?」とか「あのとき、あんな風につぶやいたのは、そういう意味だったんだ」とか、気が散っています。
それだから勝てないっていう言い訳じゃなくて、興味のポイントがズレてたってことです。
変わってるでしょう?
だけど、それは高校時代にクラスメートからノミ行為に乗せられたときから、学んだものでした。

  ギャンブルの面白さは、勝ち負けではなくて、興奮するところにある

と。
競馬もパチンコも麻雀も、興奮を体験する手段なんです。
そのために、幾ばくかのお金を投資する。
結果は、オマケみたいなもので、運がよければ儲かることがある。
そう、運がよければ。
だけど、ギャンブルで運がつくと、仕事がつかなくなる。
なぜなら、運の量は一定だから。
美輪明宏さんは、そのことを『正負の法則』と言ってました。
人生万事塞翁が馬ってことです。
萩本欽一さんに可愛がっていただいたのも、この点で一致したからです。

  ギャンブルなんて、負けた方がいい。
  負けたときは、やった!これで仕事がつくって思わなきゃ。

欽ちゃんの新刊『負けるが勝ち、勝ち、勝ち!』(廣済堂新書)には、そんな話がたくさん載っています。
世渡りのコツは、全部勝とうとしないこと。
その余裕が、プラスを生むんだなぁ。