うまいそばの三条件として使われている言葉で“三たて”というのがあります。
「挽きたて・打ちたて・茹でたて」のことで、横浜に住んでいたとき、そんな名前のお蕎麦屋さんがあったのを思い出します。
なんで、そんなことを書き出したのかと言うと、(ムフッ)実はね、(エヘッ)昼間のデーゲームで、(アハッ)三連勝したんです、広島カープ。
三たてを喰らったのは、読売ジャイアンツで、まぁベンチの暗いこと、暗いこと。
カード初戦に前代未聞のサヨナラインフィールドフライ事件が起こったのが、ケチのつけ始め。
三塁手の村田が落球したのは、図体のでかいフランシスコがドカドカ近づいてきたのが目に入ったから。コミュニケーション不足なんです。
そして、翌日のゲームは、見ていて恥かしくなるようなスターティングメンバーでした。
8金城(元西武)
4片岡(元西武)
7アンダーソン(元3Aダーラム)
9大田(2008年ドラフト1位)
3フランシスコ(元ブルージェイズ)
6井端(元中日)
5村田(元DeNA)
2実松(元日本ハム)
1杉内(元ソフトバンク)
対するカープはこんな感じ
6田中(2013年ドラフト3位)
4菊池(2011年ドラフト2位)
8丸(2007年高校ドラフト3巡め)
3新井(1999年ドラフト6位)
7ロサリオ(カープアカデミー)
6梵(2005年大学生・社会人ドラフト3巡め)
9鈴木(2012年ドラフト2位)
2會澤(2006年高校ドラフト3巡め)
1前田(2006年高校ドラフト1巡め)
カープの場合、外国人選手まで自前なのでありました。
いくら有望な若手を集めても、上がつかえていると機会を失い、タイミングを逃してしまう悪循環が、間違いなくあります。
そして、行き過ぎた競争は、チームワークにも影響する。
期待された選手が額面どおりならいいんだけど、その選手にエラーや三振が続くと、それはもう雰囲気が悪くなります。
ベンチ内の空気が「なんで?」に包まれて、負のエネルギーを増幅させるんですね。
実力も然ることながら、メンタルが実に大事だってことです。
広島カープは若い選手が多く、リーダー不在が続いていたのですが、黒田・新井の復帰により、芯が通りました。
こういうチームは勢いづくと止まらない、そんな気がしています。ムフッ。
ちなみに、三たてのタテとは、助数詞というもので、勝負に続けざまに負けた数を数えるときに用いるんだそうです。
つまり、勝ったチームには使わないのが本来の用法だとのこと。
いやぁ、勉強になりました。
それにしても、三たてだって。ムフッ。