都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

冷やし中華

30年ほど前、全冷中(全日本冷やし中華愛好会)という団体がありました。
「何故、冬に食べられないのか?」の疑問に端を発し、飲んだ勢いがそのまま同好の士の組織化に繋がったと言います。
発案者で初代会長が、ジャズピアニストの山下洋輔氏。
タモリとか筒井康隆とか、楽しいメンバーが加わっていました。
その趣旨に賛同していた私は、『空とぶ冷やし中華』という単行本の購入で協力。
たくさんの同志が同じようなことを考えていることを知り、不思議な気持ちになったのを覚えています。インターネットのない時代、情報の伝わり方が緩やかだったなぁ。


今週号の『週刊現代』を読んでいたら、 うまいもの番付のコーナーにヨコハマ・中華街『萬来亭』の“拌麺”が大関格として掲載されておりました。
私は、昨年まで4年半にわたり、中華街入口に住んでおり、約150軒のお店を制覇しましたが、その中でもここの“拌麺”は秀逸であり、夏は週イチのペースを守っていたので、我が意を得たりといった感じです。

ここの冷麺は、正確には冷えていません。冷たくない。だけど、あったかくもない。
常温で食べる。そういうの、アリです。料理にタブーなし。
“拌”とは中国語で混ぜるの意味だそうで、ここのおソバは、出てきたらすぐにグチャグチャに混ぜるようお店の人から指令が下ります。決して、逆らってはいけません。
乗っかっている具は、チャーシューとこがしネギだけと極めてシンプルなんですが、これをオリジナルのゴマダレ(やや甘め)でいただきます。独特の細麺にタレがよく絡んでとても美味。もち米が主役の上海シュウマイとをサイドオーダーすれば、なお嬉しい。

今日は、グルメ情報でありました。
中華街へ行かれる方は、是非、寄ってみてください。