世の中には、いろんなセーフティネットがあります。
聞いた話ですが、ある人が自己都合で会社を辞めたのですが、これまでに年金を支払っていなかったため、無職となった以後は、高齢なので再就職するアテもなく、生活保護の手続きをとるようなことを言っていました。
確かに、65歳をすぎた一人暮らしの人が、収入のない状態では生きていけませんから、仕方がないのかもしれませんが、こつこつ支払っていた人と比べた場合、なんだかなぁと思ってしまいます。
先日、会社へ訪ねてきたのは『産業雇用安定センター』の人でした。
この組織は、企業の一方的な都合で人員整理を行わざるを得なくなったときに、再就職の斡旋を行う団体で、ハローワークをさらに一歩進めたような仕組みです。
その人の特性に合わせた職場を探し、マッチングさせるというようなものです。
そこそこ名のある企業だと、当然に待遇がよかったわけですから、逆に再就職が難しくなるので、踏み込んだ仲人役が必要になるらしい。みんな、いろんなことを考えているものですね。フツーに幸せに暮らしていると、わからない世界ではあります。