首都圏在住の大人の男性が、下の名前で呼ばれることは、ほとんどないと思いますが、田舎へ行くと、ヒロシさんとかマサルさんだとかを公式の場で使うケースが結構あります。
私も東京から徳山へ赴任したとき(当時35歳)に、ケンちゃんと言われて戸惑ったことがありました。
しばらくして、謎が解けます。
田舎では、同姓の人が多いからです。全国各地から人が集まる都会と違い、移動の少ない田舎では、集落の特徴的な名前が滞留します。なので、下の名前で呼ぶようになる。決して、幼児性が抜けきらないわけではありません。
ベトナムの実習生を受け入れたとき、彼女たちのファーストネームがグエンさんばかりでビックリしました。
聞けば、4割の姓がグエンだと。なので、彼女たちを呼ぶ場合、下の名前でとなるのが当たり前でした。
女性の名前は、その方が可愛くていいと思うんだけど、今どきの会社ではNGらしい。誰が文句を言うんでしょうね。面倒臭いなぁ。
NHKの番組で古舘伊知郎が司会の『日本人のおなまえ』というのがあります。
こんなテーマで四年半も続いているのは不思議な気持ちがしますが、制作スタッフが優秀なのに加え、何といってもMCの軽快な捌き方が素晴らしい。宮崎美子、澤部佑(ハライチ)というIQの高いレギュラーとの相性がよく、長寿番組の仲間入りを果たしています。
今週のテーマは競走馬の名前でした。
年間に約7,500頭がデビューするウマの名前は、管理する部門があって、2〜9までの字数制限をはじめ、公序良俗の観点や特定の商品・会社名を想起させないかどうかなど、チェックしているんだそうです。
馬主の中には、大喜利を意識したかのような申請をしてくる人がいたりして、以下はアナウンサー泣かせの面白名前ベスト3です。
3位 スモモモモモモモモ
なるほど、何かのロゴみたいですが、事前に練習すれば、これはなんとかなりそうです。
2位 アンドロメダザダゾ
初見では無理ですね。濁音が続くとゾクッとします。
1位 ソショウショウソ
これが競走馬の名前である必然性がわかりませんが、ファンの中には面白いから買う人もいるので、これもアリなんでしょう。
それ以外でも、ビックリシタナモーとかパピプペポとかあって、なるほどネーミングって面白いなぁと思いました。