都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

目くそ鼻くそを笑う

野田佳彦は、正論の人だとは思っていたけれど、党を代表しているようにはとても見えません。

TVerの党のCMで、「裏金はダメ、世襲はダメ」って吠えていたものの、立憲民主党の中に世襲議員は結構な割合でいるし、それよりも元祖裏金と言えるような小沢一郎を抱えているって話。野党だから放っておかれるようなものだけど、政権与党であれば、どの口が言うんだみたいな話なのであります。自分は潔白だと胸を張っていても、組織の長ですからね。部下がやったことで片付けるなら、自民党と同じなのであります。

今回の選挙で政権交代だなんて言いつつも、立憲民主で過半数は取れません。野党同士で共闘を組むのも考えられない。何より、民主党政権が悪夢であったと考えている人は、自民党を批判している人よりも圧倒的で、この形を変えるのは、新しい人が出て来ない限り無理でしょう。

選挙前の予想では与党の過半数割れだなんて出ておりますが、それは調子に乗った自民党にお灸を据えるという意味であり、世の中は現状維持の保守的な思想が多数派だと思うんです。本音のところでは、自民党が一番マシだと考えている。

しかしながら、表面的に非公認で突き放した議員に対し、裏から手を差し伸べるように2,000万円を振り込んだ話は、あまりにも余計でした。結局、中枢部の指示系統がいろいろあって、それぞれが勝手に動くので、矛盾だらけになってしまったのです。

あっちこっちにその場しのぎでいい顔をして自分というものがなくなり、袋叩きに合っている石破政権は、玉ねぎの皮を剥き続けているような状態なので、あとは責任を取って辞めるしかないように思うんだけど、どうなんでしょう?

そして、野田佳彦の主張が、虚しくも総理になる前の石破茂に重なって見えています。