都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

何でも100円

今月7日放送の『オモウマい店』で、あろうことか山中湖にある『よしざわ』というお店が取り上げられていました。

夏季限定ではありますが、長い間暮らしているのに、そんなお店聞いたことがなかったので、どんなものかと訪ねてみることに。

番組では、小鉢に盛られた料理の大半が100円だってところがポイントで、どうかすると300円で定食が食べられる激安ぶりに驚いていたのです。

しかも、店主は京都の料亭で修業したとかで、決して手抜き料理ではないとの触れ込みです。

営業時間が11:30〜12:40という短期決戦なので、15分前に出かけたところ、行列が出来ていました。

整理券が配られて、私は44人目だと。待つこと1時間10分、ようやく入店を果たします。

お盆を持たされて、棚に並んだ品物を乗せていく、丸亀製麺みたいなスタイルで、私は「厚焼き卵焼き」「天麩羅盛合せ」「鶏唐揚げ」「すき焼き風煮物」「トンカツ」「ご飯」をチョイス。タンパク質&脂肪祭りです。

お店は、ギュッと詰めれば40席ぐらいだと思いますが、田舎のお店に相席の概念はほとんどありません。それぞれが、ゆったりと座っている。と言うか、ホール専門の担当者がいないので、秩序はお客さん任せです。もともと、儲けたいという気持ちが見られないので、効率だとか改善だとかの意識は邪魔なだけなんでしょう。

そう、コンセプトはとにかくたくさん作ること。そして、お客さんが喜ぶ顔を見ることだから、いいんです、これで。

番組では、短時間営業の理由が、その後に本業である河口湖のホテルでの料理長としての任務が待っているからで、ここでの開業は趣味みたいなものらしいと報じていました。う〜ん、世の中いろいろですわ。

 

感想を言いますと、どれも普通に美味しく、とっても安くて(合計600円)充分満足のいくものでした。

だけど、わざわざ出かけていくほどのもんじゃない。この内容だと、850円ぐらいのお店は東京でもありますから。一皿100円に目がくらむけど、全部込みの定食って、そんなもんだとも言えなくもないんです。

この店が普段使いの定食屋だったら、三重丸だと思います。一時間並ぶのは、違うと思う。しかしながら、店主の心意気には尊敬です。

誰にも真似できないってこと。面白いねぇ。