都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

連続殺人鬼カエル男ふたたび

もし、ゴルゴ13が本当にいたら、狙撃の狙いをミリ単位で外すことが出来ます。

だから、依頼主は悠然と構えていられます。

犯人が直ぐに射殺されたってのも手際が良すぎて気持ち悪い。まるでゲームセンターのようです。

なんかスッキリしないのは、漫画の読み過ぎだからでしょうね。

いや、ミステリー小説の読み過ぎなのかもしれません。設定が自然かどうかを考えてしまう。

普通に考えたら、係争中で有罪判決も出ている人が合衆国の大統領だなんて、悪い冗談としか思えませんからね。印象操作で一発逆転の絵を描こうとするのが選挙参謀の仕事なんです。この場合、資金が潤沢にあるってとこが重要で、そのために身体を差し出す登場人物も出て来るわけです。小説だったら、そういう話。ミステリー作家がみんな思い描くのが陰謀論です。

 

『連続殺人鬼カエル男ふたたび』(中山七里著・宝島社文庫)は、前作を引き継いだ形の続編で、またまた伏線をたくさん張って、どんでん返しを仕掛けてきました。いくらなんでも、そんなに偶然が重ならないだろうと思わせつつも、キャラクターの個性を浮き立たせることで、読者に魔法をかけ続けるのが、業師中山の真骨頂です。何と言うか…お腹いっぱいのお客さんに締めのチャーハンを薦めてくるような中山七里ワールド。ハマりますよ‼︎

 

【テーマ】タイトル・時代性・学習性 17点

【文章技巧】読みやすさ・バランス 17点

【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 18点

【構成】つかみ・意外性・スピード感 19点

【読後感】爽快感・オススメ度 19点

【合計】90点