都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

モスキート

お店にはプランターが100個以上もあるので、朝夕の水遣りは欠かせません。
問題は夕方の方で、必ず数匹のヤブ蚊(ひとすじしま蚊・黒いボディに白いラインが入ってるやつ)にやられます。
だから、毎日のように露出部分を刺される。
だけど、あまり痒くならないんです、これが。

子供のころ、そこらじゅうにドブがあったせいか、やたらと蚊がいました。
暑ければ窓を開けるのですが、アルミサッシなんてシャレたものもなく、隙間だらけの木造家屋は、敵の侵入に防戦一方。
蚊帳なるものを吊って、寝苦しい夜に色を添えていたのを思い出します。
それでも、刺されやすい体質だったようで、一敗地にまみれた後は、痒くてたまりません。
痛くなるほどかきむしっては、その場所が膿んだりして、しばらくはイヤな感じが残るのを繰り返していました。

そうです。刺されたら、痒いハズなんです、本当は。
だけど、そうでもないんだな、今は。
これって、歳のせい?
感じなくなったってこと??
そこで、調べてみました。

人の血液は空気に触れると固まる性質があります。
しかし、それでは蚊にとって不都合なため、まず最初に蚊の唾液を注入します。
蚊の唾液には、凝血を防ぐ物質や痛みを和らげる物質が含まれているからです。
唾液が入ると、皮膚でアレルギー反応を起こすため、人は痒みを感じます。
唾液は本来、吸引した血とともに蚊の体内に戻されます。
血液を吸引し終われば、刺された箇所の痒みは、唾液が戻されなかった場合よりは、軽度になるんだそうです。

なるほど。
若いころより、感じ方が鈍くなっているため、蚊のお仕事が完全に終わってから刺されたことに気が付くらしい。
ちゃんと刺されれば、痒みが半減するってこと。
だとすれば、これも『鈍感力』のなせる技なのであります。