愛するカープは、今季から佐々岡監督に変わりました。
球団としては、久しぶりの投手出身指揮官です。
現役時代は、エースとして先発の中心だったり、抑えの切り札だったりで、通算138勝153敗106セーブ。ノーヒットノーランも達成しているけれど、負け越しですからね。スーパースターではない。
投手出身にも関わらず、お山の大将的なところがありません。性格温厚で、言われたことを忠実にこなす。
上の人からすれば、扱いやすい。なので、こういうタイプが監督になります。
古田敦也みたいなのは、嫌われます。言った通りに従わないから。
プロ野球は、オーナーのおもちゃみたいなところがあって、ほとんどの親会社は大企業だから、優秀なサラリーマン、チームの方針に従いつつ、ちゃんと報告・相談する人が出世していきます。
だけど、はみ出したところがない人は、意外性に乏しい。形勢が傾くと、ズルズル行ってしまう。
バランスを考えるので、思い切った手が打てません。人に嫌われないっていうのは、とてもいいところなんだけどねぇ。
カープの首脳陣の場合、こう言った人柄バランス系ばっかりなため、逆境に弱いんです。連敗が止まらない。
変則日程の今季は、いきなり敵地での闘いが続きます。
先攻なので、終盤の投手起用が難しく、なかなか引分けに持ち込めません。しかも、120試合でプレーオフなし。
競艇みたいな飛び出しが必要なシーズンなんだけど、往生際がとってもよろしい淡白な戦いぶりが目に浮かびます。
それが、カープ5位の根拠。
外国人枠が拡がって、守備的な意識が薄れるってのも、罠にハマっているかなぁ。
引分け重視ならば、ディフェンス重視でないと、筋が通らないのであります。