都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

俯瞰する

ハマスタカープ戦チケットは、去年までは転売のネットで購入しておりましたが、やっぱり正規手続きの方がいいだろうとちゃんとしました。

これが、結構簡単な仕組みで、セブンイレブンでの受取りがあっさり出来ました。

ただし、座席の選択肢は限られていて、ビジター用のものは9,000円超えのネット裏か、2,800円外野立見席の二択でした。

これも経験であると、人生初の外野立見席を購入。それが、意外に当たりだったのです。何より、左右を気にすることがないし、立ちっぱなしなのでお尻が痛くならない。映画館なんかそうだけど、デブの負荷は尻骨にくるんです。それと、視界の広さ。全体をくまなく観ることができる。

今日のゲームは、守備位置に注目して定点観測ができたのです。

いやぁ、カープ内野手は、基本、ベイよりも3歩ぐらい後ろで守っています。菊池涼介なんか、牧秀悟とは5歩ぐらい違う。なぜ、そんなことが可能かと言うと、ゴロを取ってから投げるのが早いんです、カープの野手は。それに、肩が強い。菊池も小園も、元々はショートですからね。根っからの内野手なんです。その結果、カープの外野は、ベイに比べて3歩ぐらい後ろに下がっておりました。つまり、二塁打三塁打に対しての抑止も働いているってことなんです。

セイバーメトリクスの指標にGO/FOというのがあって、その投手がフライアウトに対してゴロアウトがどれくらいかを比較しているんだけど、規定投球回数以上の上位5人は、

1位 山﨑伊織(巨人)1、84

2位 赤星優志(巨人)1、68

3位 宮城大弥(オリ)1、50

4位 森下暢仁(広島)1、41

5位 床田寛樹(広島)1、40

となっています。セ・リーグの内野守備で先頭を切っているのがジャイアンツであり、山﨑・赤星の今季の台頭に納得です。

カープ菊池涼介や矢野雅哉の好プレー動画集を観ていると、やたらと床田や森下が投げているシーンが映っていますが、そういうことなんですね。逆に言うと、彼らが投げるときの守備陣は、いつにも増して、それを意識せねばならない。野球って打つだけじゃありませんからね。

私のDeNAの評価が低いのは、そこなんです。ファーストやサードを打撃力で選んでいる。カープも佐々岡監督時代、ファースト松山竜平、サードクロンなんかに守らせていました。投手出身の監督だと、たくさん点が欲しいと思ってしまう傾向が強いのかも? だから、野村克也に投手出身は向いていないなんて言われてたんですよ。ベイは一塁佐野恵太、二塁牧秀悟、三塁三森大貴なんて布陣を組んでしまう。特にソフトバンクでは二塁を守っていた三森大貴。笑っちゃいますよ、肩が弱い三塁手って。調子を落としたレギュラーの宮崎敏郎に代わっての起用ですが、イニング間の球回しでも、自信のなさが透けてました。

で、試合の方ですが、10安打したカープが4安打のベイに2-0で負けました。そんなもんです。バッターは7割以上が凡退だし、チームは4割以上負ける。だから、小さな綻びをできるだけ少なくする積み重ねが大事であり、結果論には与しません。そうじゃないとこに気が回るようになると、野球観戦はもっともっと楽しくなるのであります。久しぶりに、日に焼けました。