交通事故が起きたとき、加害者と被害者の話が食い違って、両者がエスカレートしていくというのは想像するに難くありません。
最近は、ドライブレコーダーがあるので、少しは客観性が増しているのかもしれないけど、まだまだ装着率は半分程度だそうで、揉めたときは、強く言った方が得をするってこと、往々にしてあるでしょう。
警察は民事不介入を原則としているものの、交通事故トラブルについては、知らぬふりができないため、コワモテでない人にその役が回ってくるんだと思われます。苦情処理顔の人。職場には、あまりいないタイプなので、便利使いされてしまう気がします。いい人なんだけどね。
NHKの火曜ドラマで『天使の耳〜交通警察の夜』が始まりました。
原作は東野圭吾。そのほとんどを読破してきたつもりですが、初期の短編作であったため、読んでいませんでした。
深夜に起きた交差点での車同士の衝突事故で、どちらの運転手が信号無視をしたかで争いとなります。死亡した運転手サイドは死人に口なしで不利だと思われたものの、そのクルマの後部座席に乗っていた盲目の妹が、目撃証言をするという話です。
よくもまぁ、そんな話を思いつくなと思ってしまいましたが、その証言が極めて論理的で、勧善懲悪っぷりに拍手喝采です。
いやぁ、これは面白い。見逃した方、きっと近々再放送もするでしょうし、NHKプラスでも観られます。全4回ですと。ぜひぜひ。