都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

三点方式

大学の一二年生のとき、私はパチプロみたいなことをやっておりました。

親は、授業に出ているものとばかり思っています。何せ、規則正しい早起きですから。大学がある駅の反対側にあった『ラスベガス』が勤め先で、10時の開店前に仲間たちと並びます。必勝法その1は、前日打ち止め台の確保なので、これは外せません。釘師がパチンコ台を操作するのは、頻繁なことではないので、20台程度を記憶していれば間に合います。つまり、遅刻さえしなければ、勝率95%が見込めるのです。栗林投手が投げる感じ。

技術的には、同じ強さで同じ球筋が打てることです。手打ちの時代でしたからね。パチンコで大事なのはコントロールでありました。これが必勝法のその2。

釘についても、少しは読めます。天穴と左側のストレート釘がポイントで、そこが甘ければ、初見のやつでも大丈夫です。

あとはバネですね。一定の球筋であるためには、バネの強度も大事でした。

そして、必勝法その3は、メンタルについて。負けないために、勝つまで諦めないんです。つまり、パチンコは根性だということ。ただし、根性は減ります。何でもかんでも根性が続くものではない。だから、あんなものに根性を使うと、他のことがボロボロになる。そういうものです。

そんなこんなで、毎日のように打ち止めてました。当時は、2,000発で4,000円程度だったと記憶しています。それが2〜3時間。労働意欲、無くしますよね。学習意欲もでした。あ〜もったいない。スゴく後悔してます。そういうものです。

 

当時、不思議に思っていたのは、換金の際のライター火打ち石の存在です。景品交換所で渡されるやつ。まわりくどいそれは、法律の規制の中で編み出された三点方式と呼ばれる仕組みでした。それをどこに持っていくかは、お店の人は教えてくれません。なので、最初は経験者であるおじさんにくっついていくんだけれど、まわりくどい。そんな暗黙知がシステムを支えています。おかしいでしょう?おかしいんです、三点方式。

そういうのからすれば、ワクチンなんかでグダグダ言うのは、子どもっぽいのかもしれませんね?