高校の将棋部では、普通のジャンケンではつまらないので、開始前にお互いが何を出すのかを宣言する『予告ジャンケン』が流行りでした。
実際に何を出すかは、宣言どおりでなくても構わない。
プレーヤーは、最初のデータを材料として、相手の心理を読みながら決断します。
「オレはグーで行く」
「じゃあ、オレはチョキだ」
うーん、普通はパーって言うのに、チョキだと。もし、ホントにグーとチョキなら(相手が)負けるよな。このまんま、グーでいったろか。いやいや、これは作戦に違いない。そう言いながら、チョキで負けたら、バカみたいだもんな。だから、パーかグーを出すハズ。グーだと負ける可能性があるので、とりあえずは様子見のパーだ。よし、行くぞ!
「じゃんけん、ホイ」
とまぁ、こんな感じ。
そこでアイコとなると、思考パターンの材料が増えるので、安全策は取らずに勝負に行きます。
読み合いには、結構自信があって、勝率は7割を超えておりました。
ところがあるとき、予告ジャンケンくずしの荒業が現れます。
それは、何も考えないこと。
相手が必死で考えているときに、敢えて何も考えない。
しばらくして、誰もやらなくなりました。
ネットであのホリエモンとメンタリストのDaiGoのババ抜き対決を見つけました。
→https://www.youtube.com/watch?v=CEGR_D2Oflg
とっても面白いので、是非ご覧ください。