都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

電王戦②

人間とコンピューターが戦う『電王戦』の最終局。
プロ棋士側は三浦弘行八段が登場しました。
三浦八段は、棋界最高峰のA級順位戦で前期第2位ですから、プロの中でも五本の指には入る実力者です。
対するコンピューターは、昨年行われた 『世界コンピュータ将棋選手権』で優勝した最強のソフト。なんでも東京大学で開発されたもので、大学にある670台のマシンに繋がっており、一秒間に2億8千万手を読むことができるんだとか。

いちびょうかんににおくって…郷ひろみか?!

そうは言っても、トッププロの大局観と読みの緻密さは、今までと次元が違いますからね。
人間の負けが先行しているとは言え、初戦では遥かに格下の四段棋士が勝利しているわけだし。
まぁ、ここは実力の違いを見せ付けてやりましょうと見守っておりました。
実際、出だしはいい感じ。
コンピューター側の無理めの攻撃を冷静にかわして、若干の優位を築いたと思われます。
ところが、じわじわと様子がおかしい。
すこーしずつ雲行きが怪しくなって、ぽつりぽつりと振り出し、最後は土砂降りに。
こうなると、アウトです。
機械には、逆転勝ちがあっても、逆転負けはありません。
かくして、人間の完敗に終わりました。

どうしてこんなことになったのか?

私は、三浦八段が先週の塚田九段の敵(かたき)を打つべく、押さえ込みにかかったことにあると見ています。
押さえ込み、それは上から目線です。
そこのところにスキができてしまったのではないかと。
そういう邪念が、人間の弱点なんですね。

今回の1勝3敗1引き分けが、現在の力関係だとは思いません。
メンバーを替えて闘えば、全く逆の結果もあると信じたい。
だけど、コンピューターの開発者の一人が対戦後にこんなことを言っておりました。

「私達の立場からすると、プロに名手妙手をたくさん指してもらい、全敗したいのです。負ければそれが貴重なデータになるからです」

それって、コンピューターは負ければ負けるほど改良されて強くなるってことでは??
うーん、将来的にはそのソフトが普及して、家庭教師みたいになり、あちこちに強い将棋指しが生まれそうですわい。
まっ、それもいいかな??